煙樹ヶ浜

和歌山県日高郡美浜町のHPには「この大松林がいつ頃形成されたのか、その歴史は明らかではありませんが、紀州初代藩主徳川頼宜公の時代(1619年頃)にはすでに「御留山(おとめやま)」として、伐採が禁じられ、保護されていました。」 とある。
海は勿論紀伊水道、写真の右は「日の岬」、左へ行けば「日高川」です。
道を歩いて行けば水田地帯にでる。「和田不毛」、不毛と書いて「ぶけ」と言うらしいが、なんとも凄まじい地名だが、野鳥の情報があるがこの地の事については何もなかった。
太い松はみな同じ方向に傾いてる。同じ頃に植えられて、ある時すごい風によって傾いたのかもしれない。
林の中は明るく、歩道は平地で整備されてるから歩きやすい。人口林だが、和歌山の林でこれだけ歩き安い所はないだろう。
此処には何回が来たけど、いつも気分が晴れない。空気の重さを感じてしまう。あの松林の乾いた匂いが、無いからかもしれない。
野草は期待しない方がいい。5月末、ミドリハカタカラクサが一面に咲いていた。 ウラシマソウも多かったがまだ花は咲いてない。ネズミモチが開花していた。クサスギカズラも咲いてたが、鋭い棘があるから触らないことだ。

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